穀類や豆類を輸入する場合、輸入前や航海中に消毒を行う必要がありますか?
ありません。日本の植物防疫機関は、そのような措置を要求していません。
 
アメリカ合衆国産の乾燥牧草を輸入する場合、燐化アルミニウムで消毒して輸出することがありますが、どのような理由で行われているのですか。
 
日本はわが国未発生のヘシアンバエの侵入を防ぐため、この害虫の発生地域からのヘシアンバエの寄生植物であるムギワラ類や、かもじぐさ属の茎葉の輸入を禁止しています。乾燥牧草にこれらの植物が混入している場合は、輸入することができません。
アメリカ合衆国にはヘシアンバエが発生しているので、日米植物防疫機関当局間の合意に基づいて、乾燥牧草を輸入前に燐化アルミニウムくん蒸し、また、その旨を植物検疫証明書に記載することが規定されています。
 
コンテナーにばら積みされた大豆を輸入したいのですが、輸入検査で害虫が発見された場合、このコンテナーのままで消毒できますか?
 
海上コンテナーにばら積みされた大豆を消毒する場合は、植物防疫所が指定したコンテナーであることが条件です。
使用される海上コンテナーが指定されたバルクコンテナーであればそのままの状態であれば、そのままの状態で臭化メチルまたは燐化アルミニウムによるくん蒸ができます。
ただし、ヒメアカカツオブシムシなど発見された害虫の種類によっては、くん蒸できない場合があります。
 
動物の輸送時に餌として使用するアワやヒエの種子や敷ワラは、輸入時に植物検査を受ける必要がありますか?
 
輸入検査が必要です。
特に注意したいのは、生果実、イネモミ、イネ、ワラ、ムギワラなどはその輸出国(地域)または生産国(地域)によっては、日本への輸入が禁止されているものがありますので十分ご注意下さい。具体的なことは、日本の植物防疫所又は当協会におたずね下さい。
 
(一社)全国植物検疫協会編「日本の輸入植物検疫」より抜粋、編集。(文責:東京植物検疫協会)